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ジャズ喫茶マスターの絶対定番200

200ジャズ喫茶マスターの定番ジャズ

ジャズ喫茶マスターの絶対定番200     鎌田竜也 著   静山社文庫


この本、入院中の音楽&オーディオファンのTさんのオススメ。
私がジャズが好きだと言ったら、「poohさん、スピーカーは○□▽@+*がいいよ。」
とか、「ヘッドホンは○○の×○*;が音がゴージャスに響くよ。」 などといろいろ教えてくれる。
専門書も貸してくれた。

オーディオは良く分からないけど、いつか良いものを入れたいとは思っている。
しかし、サックスのレッスンと練習に通うカラオケ代だけでも躊躇しながら使っている状態だ。
いつかそろえられるようになったら彼に相談しようかと。。

そして、この本。
”全国のマスターたちが愛した名盤中の名盤・必聴のすごい200枚!! ” だ。

読んでみてびっくり。
私自分ではジャズ狂&ジャズ通って思っていたけど、この中に紹介されているアルバム
知っているものがなんと10枚以下。
これじゃあジャズ通とはいえないよね。

一般のジャズ入門書とは違い、「ジャズを知りたいならこれを聴け。」
みたいな、いわゆる名盤と呼ばれているものはほとんどない気がする。
本当、ジャズ通のこだわりのものばかりだ。

ジャズファン、特に自分で通(ツウ)と思っている人たちに是非読んでもらいたい。
1枚1枚丁寧に紹介されていて、全部聴きたくなってしまうよ。
CDになってないものも多いと思うから、まずは調べてから、発売しているものを
はじから聴いてみようかと思っている。

楽しみだな。Tさんありがとうね。
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サックス上達100の裏ワザ

RM1635B[1]

サックス上達100の裏ワザ   知って得する効果的な練習法&ヒント
                       著者:藤田絢三   リットー・ミュージック

サックスを習い始めて1年半。
練習してるのになかなか上手くならない。
楽しく練習できない。
そもそも私の練習法は間違ってないんだろうか。
いい音をだすにはどうしたらいいんだろう?
音楽理論って難しいよな~。わけわかんない。
絶対アドリブできるようになりたい!
ジャズって何? ジャズらしさって?

という超初心者の私。
とにかくサックスがうまくなりたいと日夜格闘?している。
そんな私が最近出会った本。
『サックス上達100の裏ワザ   知って得する効果的な練習法&ヒント

読んでてとっても楽しくて、そしてためになる。
私のような初心者の方から個性的なSAXプレイヤーになりたい、
ハッピーなセッションができるようになりたい、というSAX上級の方まで、
知ってて得する情報満載の本。
  

第1章 基礎練習を楽しむ裏ワザ

     ・上達を望むなら→練習を習慣化せよ
     ・褒められたければ→ロングトーン好きになれ
     ・味わい深い演奏をするには→スポーツ的な発想をするべからず
     ・タンギング上手になるには→フレーズを歌え
     ・フィンガリングを覚えるには→楽器を持たずに半音階のイメトレを
     ・音楽的基礎力を身につけたいなら→スケール練習を楽しもう
     ・譜面が苦手だったら→リズムだけの予備練習をすべし
     ・継続に自信がない人は→仲間と一緒に練習しよう
     ・自分の実力を知るには→まめに録音する
     ・練習の効果をアップさせるには→自分に合った練習メニューを作ろう
     
第2章 良い音を養う裏ワザ

     ・音を出しづらければ→セッティングを疑え
     ・音が揺れて不安定なら→腹に意識を持つ
     ・演奏に存在感を持たせたいなら→遠くに向かって吹け
     ・高音域を得意にするには→カンに頼るべからず
     ・低音域に味わいを出したいなら→一番下のドをものにしよう
     ・ロング・トーンの音色に疑問を感じたら→曲をモチーフにしてロング・トーンする
     ・太い音がほしいなら→倍音の鬼となれ
     ・ステージで輝く華になるなら→フラジオをマスターせよ
     ・大きな音が欲しいなら→小さな音の特訓をすべし
     ・理想の音に気付くには→「これぞ」という1音だけをモノマネしてみる

第3章 理論に強くなる裏ワザ

     ・音楽理論を身に付けたければ→本の読み方のコツを知れ
     ・理論で挫折したくなければ→短3度、長3度をマスターすべし
     ・理論を曲で実感したいなら→まずブルースに挑め
     ・実践に理論を生かすなら→定番コード進行になじもう
     ・理論を効率よく学ぶには→メジャー・スケールを徹底的に覚える
     ・アドリブ理論を知りたいなら→サックス・アイドルを分析
     ・サックス譜を作れるようになりたければ→ボーカリストとバンドをやる
     ・コード感覚を身に付けたければ→ピアノで遊べ
     ・理論を覚えるなら→スタンダードで試す
     ・進んだ理論を学ぶなら→サブドミナント・マイナーに強くなれ

第4章 実践的練習をものにする裏ワザ

     ・ステージで実力を出したいなら→本番を想定して練習せよ
     ・速いフレーズが吹きたいなら→指先から力を抜く
     ・ピッチの悪さを何とかしたいなら→メロディの途中でロング・トーンしてみる
     ・好・不調の波を少なくしたいなら→覚えることを習慣にしよう
     ・ジャズのステージで慌てないためには→自分が瞬間的に思い付いたメロディを吹いてみる
     ・音の立ち上がりに不安があるなら→インターバルを吹く練習をする
     ・本番前に不安で仕方なかったら→不安の材料を具体化せよ
     ・練習のクオリティを維持したいなら→ノートに日々の練習の結果と感想を書くべし
     ・使えるフレーズを増やすなら→覚えたフレーズを実践で利用
     ・プロ・レベルを目指すなら→生活=音楽と思え

第5章 ジャズを知る裏ワザ
      
     ・ジャズの時代的な流れを知りたければ→事件を中心にその時代背景を調べてみる
     ・泥臭いジャズのフィーリングを身に付けたければ→1950年代以前のジャズを聴こう
     ・ビバップを味わうなら→チャーリー・パーカー以前を学べ
     ・洗練されたジャズのフィーリングを身に付けたければ→マイルス・デイヴィスの世界に浸る
     ・チャーリー・パーカーを知りたいなら→まずソニー・スティットから聴く
     ・ジャズ・テナー・サックスを知りたいなら→歴史から奏法の進化を学ぼう
     ・ハード・バップのサックスを追求したいなら→トランペットを聴いてみる
     ・ジャズ演奏の流れを知りたいなら→一緒に演奏しているつもりで聴け
     ・「らしい演奏」を速習するなら→ピアニストのシングル・ノートをコピーしてみる
     ・ジャズをやりたいなら→まず自分の「ジャズ感」を知るべし

第6章 個性的な演奏をするための裏ワザ

     ・安っぽい演奏にしたくなければ→安易にしゃくりあげるな
     ・理想のサックス奏者像に近づきたければ→徹底的に真似をせよ
     ・想像力を高めたいなら→音楽以外のアートに手を染めてみる
     ・表現の幅を広げたければ→他の楽器にチャレンジ
     ・気持ちをストレートに表現したいなら→フリー・ジャズを真面目にやってみるべし
     ・自分の個性を分かってもらいたいなら→個性のコントロールを心掛けよ
     ・演奏にオリジナリティが乏しいと感じたら→他のアートとコラボレーションしてみよう
     ・くすぶる気持ちが表現できないなら→速攻作曲で打開せよ
     ・より個性的な作品にしたいなら→モチーフを決めて作曲
     ・好みの個性を表現したいなら→同じ匂いの仲間を見つけよう

第7章 アドリブが怖くなくなる裏ワザ

     ・どんなアドリブを吹けばいいのか分からないときは→コードだけでアドリブをとってみる
     ・アドリブの感覚がつかめなかったら→アドリブの原形をコードから習得
     ・ライブ直前に落ち着くには→得意なことをゆっくりやる
     ・アドリブの原形をメロディから習得したいなら→原曲の崩し方を知るべし
     ・基礎演奏能力が足りずに壁当たったら→音数が少ないアドリブ例を真似よう
     ・理論をどうアドリブに生かすか分からないときは→アドリブの分析グセをつけろ
     ・吹かないでアドリブ力を高めたいなら→「歌う+覚える+歌う」を実践
     ・アドリブがジャズっぽくないなら→ビバップ・スケールをものにする
     ・ひと味違うアドリブがしたいなら→ギタリストを真似ろ
     ・アドリブがまとまらないなら→最低限の音数で吹いてみる

第8章 セッションで困らない裏ワザ

     ・セッションに参加したければ→ブルースを準備すべし
     ・いいセッションをしたければ→ジャイアン的なプレイヤーを避けよう
     ・持参曲が上手くいくか心配なら→エンディングを決めて挑め
     ・曲を成り立たせたければ→とにかくベース・ラインを聴くべし
     ・速い曲のアドリブ苦手なら→コード・トーンをウラ拍でつなげ
     ・知らない曲をやるはめになったら→アドリブはメロディ崩しを中心に
     ・曲のどこをやっているかわからなくなったら→サビを待て
     ・セッションのレベルが合わないと感じたら→メンバーのいい部分を見つける
     ・定番曲を知りたいなら→この必修曲から広げよう
        「Bulue Bossa」 
        「There Will Never Be Another You」
        「On Green Dolfin St.」
        「There Is No Greater Love」
        「朝日の如くさわやかに」
        「枯葉」 「All The Things You Are」
     ・自分のカラーを打ち出したいなら→セッションを企画してみる

第9章 スランプを克服する裏ワザ

     ・練習が煮詰まってしまったら→原因を探れ
     ・楽器の鳴りが悪くなったと感じたら→リードを徹底的に選ぶ
     ・音楽自体を重荷に感じたら→将来のお楽しみを書き連ねよう
     ・音色に広がりがないと感じたら→自然に囲まれた中で吹く
     ・演奏を酷評されたら→まずは無視する
     ・譜面恐怖症が悪化してきたら→ゲームのように読譜をしてみる
     ・演奏がワンパターンになってきたら→友人のライブを観に行け
     ・成長に疑問を感じたら→好きなメロディを吹こう
     ・バンド内がギクシャクしてたら→音楽的に頑張る
     ・最近乗らないなぁ~と感じたら→体調に気を配るべし

第10章 さらなる上達のための裏ワザ

     ・本気で鍛えるなら→良い師匠につけ
     ・先生の教えをしっかり受け止めるには→物事を大きく考えよう
     ・ファンクにノリたいなら→16分音符の裏拍を感じる
     ・バラードが苦手なら→歌詞を知れ
     ・タンギングがうまくいかないなら→「ダ」「ドゥ」「ル」の発音を区別する
     ・ジャズを好きな曲で味わいたいなら→ジャズ喫茶に行こう
     ・サックス奏者としての方向性に迷ったら→インターネットに頼り過ぎずに実践する
     ・楽器を吹く時間や環境がないなら→歌いながら指だけ練習せよ
     ・楽器の響きに疑問を感じた時は→ネックを変えてみる
     ・プロとして活躍したいなら→自分の持ち味を知る


と、かなり詳しく書いてしまいましたが、もっと詳しく知りたい方は是非お読みくださいね。
知らないと損する?ってこともないと思いますが、知ってるとかなり得だと思いますよ~。
SAXやってる方、一緒に頑張りましょうね。^^v

それから、この裏ワザシリーズはこの他ギター、ドラム、ベース、鍵盤などもありますから
他の楽器をやってる方も参考にしてくださいね。


サックス上達100の裏ワザ →http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/sax_data/08317314.html

意味がなければスイングはない

意味がなければ

意味がなければスイングはない        村上春樹 著    文春文庫


「スイングしなけりゃ意味はない(デューク・エリントン)」 って曲があったけど(これ大好きな曲)、
それを文字った題名の本。

音楽好きな小説家の村上春樹が、音楽のレシピエントとして、また職業的文筆家として音楽について
真剣に腰を据えて語った、待望の著者初の本格的音楽エッセイ本。

村上春樹さんて昔から作家だと思っていたけど、最初は音楽(ジャズのお店)やっていたんだそう。
そして10代の頃は、音楽を聴くこと、本を読むことが生活のすべてだったと。

しかし、音楽の仕事を始めてしばらくして、ただのレシピエンにすぎないということに不満を感じ、
29歳で小説家になったのだそう。

ってなれるからすごいよな。
私も将来(っていつだよ?)ジャズ喫茶やってみたいよな。でも夢の夢。
小説書くって無理だから、ブログの雑文で満足してる。しょぼいな。

あらゆる音楽家のことについての彼の見解が興味深く書かれている。
クラシックのピアニスト、ジャズ・ピアニスト、ジャズ・サックスプレーヤー、ロック・スター、
フォーク・シンガー。。。

私は音楽詳しくないので、ジャズのプレイヤーについて書かれたものしか読んでいないけれど、
そのかなり詳しいい文章にビックリ。

スタン・ゲッツのジャズ・サックスとは思えないあの優しすぎる音色の裏に隠れた苦悩を
知ることもできた。
ジャズ・サックスって普通はもっとずっと荒っぽい音色じゃないかってイメージがある。
でも彼の音色は違うんだな~。なぜだろうか。彼にしか出せない音色。
著者もこう語っている。

「ヘロインに苦しめられ、心身ともにむしばまれても、音楽にはほとんど影響がなく、
ひとたび楽器を手にすれば、天国に直結したようなファンタスティックな即興演奏を繰り広げることが
できた。」

「西も東もわからないまま、一本のテナーサックスだけを頼りに、姿の見えぬ悪魔と闇の中で
切りむすび、虹の根本を追い求め続けた若き日のスタン・ゲッツ。」

「予期しないときに、とんでもないところから、よその世界の空気がすっと吹き込んでくるような、
枠組みを超えた自由さがあった。彼は軽々と世界の敷居を超えることができた。
自己矛盾をさえ、彼は普遍的な美に変換することができた。」

音楽を聴いているときと、聴きたいなぁと思うときのこの感情ってなんだろう、
聴いても聴いてもまた聴きたくなるこの気持ちってなに?っていつも思っていた。
そうしたら、著者の村上春樹さんが本書でこう語っていた。

「音楽、その個人的体験は、それなりに貴重な温かい記憶となって、僕の心の中に、残っている。
あなたの心の中にも、それに類したものは少なからずあるはずだ。
         ・・・・・・・・
だからこそおそらく僕らは恋をするのだし、ときとして、まるで恋をするように音楽を聴くのだ。」

な~んだ。そうだったんだ。
音楽聴くって恋することだったのね。だからいい音楽聴くとワクワク・ドキドキするんだ。
好きな人に会っているのと同じ感覚。

うーん、納得。私にとって音楽聴くって恋人に会うのと同じなんだな。(恋人いないけどね。)
ずーっと好きな人に会っていたい。
だから音楽聴き続けているんだ。一日中。


<目次>
・シダー・ウォルトン―強靱な文体を持ったマイナー・ポエト
・ブライアン・ウィルソン―南カリフォルニア神話の喪失と再生
・シューベルト「ピアノソナタ第十七番ニ長調」D850―ソフトな混沌の今日性
・スタン・ゲッツの闇の時代1953‐54
・ブルース・スプリングスティーンと彼のアメリカ
・ゼルキンとルービンシュタイン 二人のピアニスト
・ウィントン・マルサリスの音楽はなぜ(どのように)退屈なのか?
・スガシカオの柔らかなカオス
・日曜日の朝のフランシス・プーランク国民詩人としてのウディー・ガスリー


意味がなければスイングはない →レヴュー

マイルス・アンド・ミー―帝王の素顔



マイルス・アンド・ミー―帝王の素顔 (単行本)
    クインシー トループ (著) Quincy Troupe (原著) 中山 康樹 (監修) 中山 啓子 (翻訳) 
                                            河出書房新社

世の中シルバーウィークだって。みなさんどうしてるんでしょう。
私は2日仕事、2日休み。でも行くところもないし、暇だからやっぱり読書。

先日紹介した、『マイルス・デイビス自叙伝』 を読んだあと、マイルスのことがもっともっと
知りたくなって読んでみた本、『マイルス・アンド・ミー―帝王の素顔』。
テンションノート・ジャズブログ” のSOU-UNさんが紹介してくれました。

友人である詩人のクインシー・トループから見たマイルスの素顔。
読んでみると、SOU-UNさんがおっしゃるように、確かにこちらの方が自叙伝よりも
マイルスのことがよくわかるような気がする。

クインシー・トループの語る文章からは、マイルスの人柄がすごくよく伝わってくる。
マイルスの語り口調がうまく表現されていて楽しいし、文章もとても読みやすい。

いつも出てくるマイルスの言葉が、「この、くそったれ野郎!」。
横文字ではいったいどういう風に言うのかな。英語の先生教えて!

序文に書かれた著者のマイルスの音楽についての語りがとても素晴らしすぎる。
あまり載せたら、著作権侵害で訴えられるかな。でも載せてしまおう。

「マイルス・デイヴィスはトランペットの詩人だった。
彼のトランペットはあたたかく、心の琴線に触れるノートを朗々と響かせることもあれば、激しい発砲音を思わせる、ひびわれたトリルを吐き出すこともある。
ときとして彼のトランペットは漂い、そして非常に複雑なリズムや微妙に変化するテンポ、あるいは
息を呑むような速度で流れていくような印象を与える。
その音色は、鋭い牙をむくかと思えば、子守唄のようにやさしく語りかける。
しかし、それは常に深い情感をたたえている。
マイルスの音色は、いつも我々の耳に訴えかける。それはつややかで憂いを帯びた、忘れがたい
音色である。ラジオからマイルスが流れてくれば、すぐさまその音色によって彼とわかる。
それは、彼にしか奏でられない音色だ。。。」

ね。すごいでしょ。私もそう思う。でもこんな風に上手に語れない。
この文章読んだとき、感動するとともに、とてもうれしくなってしまった。
さすが詩人だな。

この本読んでると、マイルスの偉大さ、天才っぷり、変人ぶり、おちゃめさ、カッコよさ、恐さ、
孤独、。。いろいろな面がわかる。
本当魅力的な人だな。すごい人だな。すごくかっこいい!

著者もマイルスのことを 「子供っぽく、繊細で思いのほかやさしい。だが、たちまち辛辣で乱暴な
態度にでる。気前がよくてケチ、洗練されていて田舎者、うぶで如才なく、無知でありながら造詣が
深い。そして冷酷で無慈悲である。」                         
と語っている。本当に上手な表現だな。感心する。
でも、いったいどんなやつなんだ。マイルスって。

もっと早く読んでいればよかったな。
読んでいたらここに紹介されている多くのCD全部聴いてみたくなってしまった。
もちろん何枚か(15枚くらいかな?)持っているけど、これだけじゃあマイルスの音楽
知ったことにならないし、多くを語れない。

まあ、語れなくてもいいんだけど(それにいったい誰に語るんだよ)、
もっともっと知りたくなってしまったんだな。
好きになると、何事にも一途な私。。

マイルスの自叙伝に出てきた、彼と共演した多くのミュージシャンのCDも聴かなくちゃならない。
って別に聴かなきゃならないってこともないけどね。

あー忙しくなるなぁ。ってCD探して借りたり購入したりの手筈をしたら、
ただひたすら流して聴くだけだから、忙しくはないか。
どうせ暇なんだし、毎日やってることだった。^^v


マイルス・アンド・ミー―帝王の素顔  →レヴュー



!マイルスを聴け

そして、ついでにこの本も。。
『マイルスを聴け! 2001 』          中山康樹 著     双葉文庫

1997年の『新・マイルスを聴け!!』 の文庫化。
今世紀最高のマイルス世界完全ガイドブック。

しかし、単なるガイドブックではないんだな。
読んでるだけでこれまたマイルスのことがよくわかる。
この方の文章、最高に面白い。それもそのはずマイルスの自叙伝も翻訳された方だからよけいかも。

著者は、マイルス以外は聴かなくてもいいと言い切る。
マイルスさえ聴けば、全部のジャズ・ミュージシャンが付いてくる。
”イモヅルの法則” なんだそう。マイルスと共演したミュージシャンは生涯のベスト・プレイを
残している。

確かにマイルスの自叙伝を読んだとき、共演したミュージシャンの数の多さにびっくりした。
書き出してみようかとも思ったけど、あまりの多さに断念。
その数は数十人じゃきかないかも。

ほとんどのミュージシャンが彼と一緒に演奏している。
そしてマイルスの音楽には、ジャズも含めて ”音楽”のすべてがあると。
マイルス以外の音楽、なかでもジャズは、マイルスの音楽からジャズ的要素を部分拡大したもの
にすぎないのだと。

なるほど、私もそうなのではないかと感じたことがあるんだ。
でも、それほどマイルスを聴きつくしたわけでもないのでそうかなぁとなんとなく感じていたに
すぎなかった。
でもやっぱそうだったんだ、とこの本読んで納得したのだった。

そして何から聴くか。なんでもいい、しかし迷っている人のために、
「ビッチェズ・ブリュー」 「ゲット・アップ・ウィズ・イット」 「イン・ア・サイレント・ウェイ」 
「オン・ザ・コーナー」 「ドゥー・バップ」
この5枚すべて、あるいはどれか1枚を聴いてピンとこない人はなにをどう聴いても無駄と知るべしと。

私はこのCD5枚とも持っていて4枚は大好きなのだ。
でも実は1枚だけどうしてもよさがよくわからずに手放しちゃったものがある。
そのアルバムがどれかは内緒。
でも4枚がいいと思えたんだから、マイルスを理解できたことになるかなぁ。

なんか、この秋はマイルス一色になりそうな気配。
でもマイルス聴くだけで音楽のすべてがわかるっていうんだから、偏ってることにならないんでしょうね。


マイルスを聴け! 2001 →レヴュー

マイルスは音楽(ジャズ)の歴史

自叙伝マイルス

マイルス・デイビス自叙伝Ⅰ     マイルス・デイビス、クインシー・トループ著 中山康樹 訳
                                    宝島社文庫

サックスを始めて1年。
ちょっとは上達したんだろうか。よくわからない。

私はどんな音楽をやりたいのか。
ジャズでなければダメってわけじゃない。
でも、できればジャズっぽいものをやりたい。
アドリブ、インプロヴィゼーションなんかができるようになったらかっこいいな。
SAXプレーヤーになれたら最高だなぁ。。。と妄想を抱く日々。

ジャズをやるのにどんなアーティストを聴けばいいのか、ジャズって何?ジャズの歴史って?
師匠に質問したところ、ジャズの歴史を知りたければ、マイルスの自伝を読んでみなさいと。
そしてそこに登場する数々のアーティスト、「バード、ディズ、コルトレーン、モンク、ショーター、
キース。。」 を順に聴いてみるといいとのこと。
音楽的背景もわかるらしい。

ということで、読んでみました。『マイルス自叙伝、全2巻』 
マイルスと関わった多くのミュージシャンの名前がたくさん登場する。
有名な人たちばかり。

そして、マイルスも含めて薬をやっていた人が多いのだ。
芸術家って大変なんだな。才能あるがゆえに苦悩も多いんだな。
しかし、マイルスも含め立ち直った人たちも多いからすごい。

1冊360ページもあるから結構読むの大変かなって思ったけどそうでもない。
おもしろくてぐいぐい引き込まれる。
マイルスのファンだから。というかマイルスを知っててファンじゃない人っているんだろうか。
コルトレーンはちょっと。。っていう人聞いたことあるけど、マイルスはちょっと。。
っていうのは聞いたことがない。

彼の音楽はジャズなんだろうか。いや違う。
マイルス・デイビスだ。
私が初めてマイルスを知ったアルバムは昔リアルタイムで聴いた、『アマンデラ』 とか 『デコイ』
だったような気がする。
これってジャズとは言えない気がする。聴いたときも、マイルスがジャズだとは思っていなかった。
でも、ジャズかどうかなんてどうでもいいこと。

そして一気に1冊読んでしまった。2冊目に突入。
音楽本なんて読んだことなかった。そんなの読んで勉強になるのかって疑問だったから。
でも、なんたって天下のマイルスの自伝だ。
彼とかかわった人はみなすごいミュージシャンばかり。

彼の生涯=音楽(ジャズ)の歴史でしょう。
この本すすめてくださった師匠に感謝です。


2マイルス自叙伝

マイルス・デイビス自叙伝Ⅱ

マイルス・デイビス自叙伝→レヴュー

<追記>
この本、マイルスのファンの方はきっと読んでいると思いますが、読んでいない方のために、
貴重なマイルスのお言葉をちょっと載せておきます。

・音楽に興味を持ち始めたら、もう何も他のことをやる時間がなくなってしまった。
音楽がおれのすべてになった。本当にすべてになってしまったんだ。

・オレみたいに何か新しいことをやろうとする人間は、無視されるリスクをいつも背負っている。

・オレは決して後ろを振り返ったりはしない。それがオレという男の生き方だ。

・オレは正直な聴き手が好きだ。そうじゃない連中には我慢できない。

・ジャンルというやつも嫌いだ。そんなもの、音楽に関係ないだろ。

・オレがやりたかったのは、ただトランペットを吹いて、音楽、そして芸術を創造し、それを通じて
 心に感じることを伝えることだけだった。

・オレは双子座で二人分の人格があったから、全部で四人の人間がオレの中にいたことになる。
 良心のあるのとないのが二人ずつ。

・昨日は死の瀬戸際にいたのに、今日はものすごい音楽をやっている。
 みんなは、完全に驚き呆れた表情でオレをみていた。

・オレの耳には今でも”ウイ・ウォント・マイルス!” という叫び声が聴こえている。

・今のオレの、演奏し、音楽を創造したいという切迫感は、演奏しはじめた頃よりもすごいものだ。
 はるかに激しい。呪いみたいなものだ。。。

幻のピアニスト、守安祥太郎のこと

守安

やばく暑いですね。
外でお仕事される方、肉体労働の方、特に御苦労さまです。
室内でパソコンに向かってお仕事されてる方も冷房で冷え切ってしまうらしいですが、
いずれにしろ、みなさま毎日お仕事お疲れ様です。

先日、宮沢昭のアルバムの紹介をしましたが、宮沢昭と言ったらこの人、
守安祥太郎の存在を忘れてはならない。
彼らは無二の親友だったそうだ。

守安祥太郎(1924-1955)、この人の名前を知ったのは、10年くらい前。
仕事に復帰してから少しして、『そして、風が走り抜けて行った』
という本に出会った。
その題名にひかれて読んでみたのだが、この本は守安祥太郎のことについて
書かれたものだった。

「守安祥太郎」 ジャズファンなら一度は聞いたことのある名前。
幻のピアニスト。
しかし、音源はほとんど残っておらず、現在聴けるのは、『幻のモカンボ・セッション54』 のみ。
このCDもなかなか手に入らない。
このセッションでは宮沢昭と共演している。

当時私は仕事に復帰したばかりで、音楽鑑賞が趣味だった遠い昔のことも忘れているくらい
育児に没頭していて、音楽を聴くことすら忘れていた。
ましてジャズなんて聴こうとも思っていなかった。

でも、この本読んだら、すごーくジャズに興味が出てきて、とても聴きたくなってしまった。
はじめは何を聴いていいのかわからずにいて、少しだけ聴き始めて、
結局現在のようにガンガン聴き始めたはそれから4、5年してからのこと。

その時は宮沢昭の名前も(その本にはでてきていた)知らずにいた。
しかし今回この本を少し読み返してみて、とてもびっくりした。

なんと、プロローグの冒頭に、「日本のジャズ・ミュージシャンが、誰よりもプレイしたいと声を
揃える相手は、サックス奏者の宮沢昭だという。」
と書いてあるのだった。
この文章すら私は忘れてしまっていた。
守安祥太郎と宮沢昭、二人は切り離せないくらいの関係だったらしい。

守安祥太郎の生涯について書かれたこの本。
ジャズのことをよく知らない方が書いたそうだが、多くの人に取材し、
時間をかけて書かれている。
この本を読んで、いまは亡き守安祥太郎のピアノが聴きたくなってしまった。
とてもすごいジャズ・ピアニストだったことがよくわかる。

アーティストの曲を耳で聴いただけで、すぐに譜面に起こしてしまう。
ピアノの技術はすごかったらしい。モカンボ・セッションで共演したピアニストでは、
彼の右に出る者はいなかったらしい。
しかし、その練習量や練習法も半端ではなかったらしい。

ピアノの蓋を半分閉めてピアノを弾いたり、後ろ向きになって手を後ろに回して弾いたり、
パフォーマンスもすごかったらしい。
しかし、躁うつ病を発症し、ある日突然鉄道に身を投げてしまう。31歳という若さで。

この本とても分厚い(500ページ余り)。でも、内容の深さ、守安祥太郎の素晴らしさに
ぐいぐい惹きつけられて、結構短期間で読んでしまった。
筆者のエネルギーのすごさも感じます。

そして取材中、守安祥太郎と関わった方がたくさん亡くなっている。取材の後も。
宮沢昭も2000年に亡くなってしまった。
取材なくしては書かれることが不可能であると思われるこの本。
守安祥太郎の生涯を知ることのできる唯一の本といえると思う。

そして風が

そして、風が走りぬけて行った  天才ジャズピアニスト守安祥太郎の生涯
                              植田紗加栄 著   講談社

「天才」 守安祥太郎を考える  
      http://home.s06.itscom.net/hard-bop/file/blog06/index.html

それにしても、『幻のモカンボ・セッション54』、是非聴いてみたいなぁ。
どうにかして手に入らないものか。
聴いた方は、是非ご感想お知らせくださいね。

プロフィール

pooh

Author:pooh

Blog:じゃずりんぐ★
Jazzが大好き
ナース:介護老人保健施設勤務
jazz sax修行中

ジャズを中心に美術や映画、本のことなど雑多に書いています。
大好きなナースのお仕事の事も・・・
元GAROのマーク 大好き~💙

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