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普通の人の中の狂気

普通の人の中の狂気

普通の人の中の狂気       町沢静夫 著    海竜社


「なぜ人は心を病むのか?淋しい時代の孤独な心の病理!!少子化時代、高学歴社会が
生んだボーダーライン、家庭内暴力、そして分裂病、躁うつ病等19の症例を通して伝える
気鋭の精神科医からのメッセージ。」

最近、図書館で借りて読んだ本。
本当は精神科のマニュアル本が読みたかったけど、読みやすそうなので読んでみた。

最近は物が豊富だし、何かにつけて便利な社会。
昔なんてケータイどころか各家庭に電話もなかったから、連絡をとることも大変だったりした。
小さい頃は、新しい洋服をおろすのはお正月だったりして。

なんてこというと、何言ってんのこのおばさん! っていわれるでしょうね。
でも、そんなこと私も最近では忘れってしまっていた昔の記憶。

物が豊富だからこそ、人生の目標を精神的な価値に求めてしまうのは
しかたがないことだろうと思う。

「物のない時代は、生活のために一生懸命働くことで満足感を得ていたのであるが、
経済的に困らない時代になり、我々の心は弛緩してしまう。
アルコール依存症、ギャンブル依存症、うつ病、ボーダーライン、
あらゆる精神障害というのはある種の精神的な弛緩状態から生まれていると言っても
いいのかもしれない。」 と。

精神的なものの価値を得るってことこそ大変なこと。
「何をやっても癒されない」 って最近の私の心境もそういったことから
くるのかもしれないなと思う。

仕事は楽しい。忙しくても好きだから、楽しいから毎日でもやりたい。
でもそれだけやってれば満足なのか、そうではないんだなぁ。

あー、病んでる人のなんと多いことか。
毎日新患が後を絶たない。増える一方なんだ。
そして医者は辞める一方。
一体どうなってしまうんだろう。

長男不在

長男(高二)が修学旅行に行った。
今日から3泊4日で沖縄へ。

家に帰ると、洗濯物は入れていない。
郵便物はポストの中。
そうか、今まですべて息子がやってくれていたんだ。
今さらながら、息子のありがたみがわかるというものだ。

夕飯も女性だけなので、昨日の残り物のスパゲティー・ミートソースで済ませてしまった。
きっと息子がいたらもう1品作らなければならなかっただろう。

楽だけどちょっと寂しい。
今頃何してるんだろう。

いびきのことがよくわかる本



いびきのことがよくわかる本  
    重大な病気を未然にチェックし、迷惑も解消!
                          高山幹子 著    小学館

みなさん、いびきかきますか?
私は、若い時はかかなかった(と思う)けど、最近中年になったらかくようになった
(らしい)んです。
「らしい」 というのは、自分ではわからないから。

普段は一人で寝ますが、たまに娘たちの部屋で寝ると、決まって
「おかあさん! うるさいー!!」
という叫び声で何度も起こされる。
しかし半分夢の中なので、よくわからずまた夢の中へ。
次の日の朝、「あー、また私いびきかいてたんだな。」
とわかるわけです。そして次の日の夜は、またひとり寝室に行く。

どうしてこうなっちゃったんだろう。
若い娘だったら100年の恋も冷めるってもんでしょうが、歳だからまあいいか。

『いびきのことがよくわかる本 重大な病気を未然にチェックし、迷惑も解消!』。
この本、本日お風呂でカラーリングしながら読んだ本。
「いびきのメカニズム」 や「睡眠時無呼吸症候群」 のことや 「いびきの治療」
について書かれた本。
この 「睡眠時無呼吸症候群」 っていうのがやばいらしいんです。

「睡眠時無呼吸症候群の臨床症状」 について書かれていたので載せておきます。
   ○習慣的にいびきをかく。
   ○睡眠中の呼吸停止がある。
   ○昼間から眠くてしかたがない、居眠りでトラブル(車の事故など)
     を起こしたことがある。
   ○不眠がある。
   ○起床時に頭痛がしたり、口の中が乾いている。
   ○睡眠中に異常に体を動かしてもがいたり、痙攣の発作がある。
   ○日中、体が重く息切れや立ちくらみがしたり、まっすぐに歩けないことがある。
   ○記憶力低下や集中力低下が」みられる。
   ○次のような性格的な変化が見られる。
      ・疲れやすく、あまり活動的でなくなった。
      ・ものごとに無頓着になった。
      ・怒りっぽくなった。
      ・ボーッとしていることが多い。
      ・落ち着きがなく、じっとしていることができない(子どもの場合)。
       ときどき意識がうすれる
   ○性的障害がある
   ○夜尿、尿失禁がある(子どもや高齢者の場合)。

あてはまる項目がある方は要注意です。
いびきをかく方はご家族によくいびきの程度を聞いて、治療が必要ないびきなのか
専門医に的確な診断をしていただきましょう。

いびきのことがよくわかる本→
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093044066/jinseioseikou-22/ref=nosim/

インフルエンザ予防接種

寒くなりましたね。
最近不調です。
頭はピリピリ、胃はチクチク。
でも、これは多分不定愁訴ってやつなのでほっとくしかない。
同僚に言わせると、漢方がいいそうなんですが。

仕事も忙しすぎるんですね。
もちろん家に帰ってまですることはないんですが。

インフルエンザの予防接種が始まったので、検温する人、問診表を書く人、
風邪ひきの方のインテークなどで処置室はごった返しています。

私自身も先日インフルエンザの予防接種したばかり。
そうか、そのせいで調子がいまいちなのかも。
やりたくなかったんですが、やらないとかかったときにお休みくれないって言うので。
うちの病院では半強制的なんですね。

みなさんはもうインフルエンザの予防接種済みましたか?
そんなのやったことない、かからないからいい、って言う人も多いでしょうね。
まあ、やらなくてもいいかも。
流行りの型と違ってしまえば、やってもかかってしまうこともあるし、
痛いし腫れちゃう人もいますからね。

本当寒くなりましたからね。
みなさん風邪などひきませんように。
お体大切にしてくださいね。

カーラ・ブレイ


ライヴ!(艶奏会)

先日、私的なことで急きょ遠出をしなければならなくなって、
普段高速道路は80キロしかスピードださないところ、100~110キロもだして
ぶっ飛ばしてしまった。

交通事故にあったらどうしようと思いながらもかなり急ぎの用事だったので。

そしてその行き帰りの車の中で聴いたのがこのアルバム。
カーラ・ブレイの 『艶奏会』。

カーラ・ブレイってよく耳にするアーティスト。
フリージャズの女性闘志だとか。
興味あったけどリーダー・アルバムは聴いたことがなかった。
きっとわけわからない系(ってそれが私好みではあるけれど)だろうと思い
期待に胸ふくらませ。 
『艶奏会』 の ”艶” の字にも心惹かれて。。

聴いてみてると意外。フリージャズではなくて、もちろんクラシックでもなく
モダンジャズでもなく。。
いろんな音楽を融合させたもの。
でも、難しくはなくそれぞれ曲のテーマのメロディもわかりやすくシンプルで。

教会音楽家の父親の影響で、小さい頃から教会で聖歌隊やオルガン奏者を
していたこともあるということで、教会音楽のような雰囲気も感じられる。

チャーリー・ヘイデンの 『リべレーション・ミュージックオーケストラ』 にもどことなく
似ているなぁ、と思ったらそれもそのはず、このアルバムの曲のほとんどのアレンジを
やっていたのが、なんとカーラ・ブレイだったのだ。
そして作曲も数曲している。

以前このアルバムのレヴューを書いた時には、そんな重要なことを私は一言も
書かなかった。なんてことでしょう。

カーラはピアニストであるが、作曲・コンポーザーとしての才能も素晴らしい。
このアルバムの曲すべて素晴らしい。名曲ばかりだと思う。

3曲目の 「タイム・アンド・アス」 の前半のメロディなんて、とても単純で歌えそう
って思えるけれど聴いているうちにだんだん奥が深くなっていき、華麗なインプロヴィゼーション
が展開されていく。
このアルト・サックスの素晴らしいこと。
うーん、涙出ちゃいそうなんだな。
甘く切なく、リリカルで。

総勢10名での演奏だから、オーケストラを思わせるような壮大な雰囲気もあり、
そしてソロもそれぞれ素晴らしくて。
特に好きなのはアルト・サックスだけど、トロンボーンもかっこいいし、
もちろんトランぺットもベースもフルートも。。全部いいなぁ。

本当にこれは名盤中の名盤と言えるアルバムだと思う。
文句なく、すべての人にお勧めです。
これってジャズではないかな。でもそんなことどうでもいい。
こんな音楽、私一番好きかも。

カーラの他のアルバムも聴いてみなくちゃです。
なんか、はまりそうな気配。。。

急なドライブもこの音楽のおかげで楽しめたし、めでたく用事も済ませることができたし
よかったよかった。


1. ブラント・オブジェクト
2. ハレルヤ!
3. タイム・アンド・アス
4. スティル・イン・ザ・ルーム
5. リアル・ライフ・ヒッツ
6. ソング・サング・ロング

カーラ・ブレイ (org,glockenspiel,p)
アルトゥーロ・オファリル (p,org)
マイク・マントラー (tp)
スティーヴ・スレイグル (as,ss,fl)
ゲイリー・ヴァレンテ (tb) 
スティーヴ・スクロウ(b)
トニー・ダグラディ(ts)
D・シャープ(ds)
ヴィンセント・チャンシー(frh)
アール・マッキンタイアー(tuba,b-tb)          1981ライヴ録音

カーラ・ブレイ→ ライヴ

骨髄提供のコーディネート終了

9月に骨髄提供の候補者に選ばれてから、最終同意をする覚悟で
手術の日を心待ちにしていた私ですが、
「患者さんの都合により今回のコーディネートは終了となりました」
との突然の通知がありました。

    患者さんの都合による主な終了理由
       ・HLA(DNA)が不一致のとき
       ・他のドナー候補者の方が骨髄採取の運びとなったとき
       ・患者さんの病状変化等により治療方針が変更、または
                骨髄移植を見合わせることになったとき    など

とのことですが、詳細については知らせてはもらえません。
私の担当のコーディネーターさんにも知らされないそうです。

今まで手術する覚悟でいたので、この知らせを受けてさまざまことが頭に浮かんできて
かなりショックでした。
どうしたんでしょう、もしかして患者さんが。。
などと思ったり、いやいや他の候補者に決まったんでしょうとか。。

いずれにしろかなり複雑な心境でして、泣きたい気持ちにもなってしまった。
でも、他の候補者に決まった、といいほうに考えれば気持ちが落ち着くかもしれない
と考えることにしました。

そして今後のドナー登録については、もちろん迷うことなく 「継続」 の意思表示
をしました。
またこれで振り出しに戻りましたが、この2か月余りあれこれ考えたり悩んだりしたことは
決して無駄ではなく、今後も自分の為だけではなく、人のことも考えられる人生
歩んでいきたいと思っています。

今回のことでいろいろ声援を送ってくださった皆様、ありがとうございました。
私は今後も挑戦します~。
                                    

キャノンボール・アダレイ


マーシー・マーシー・マーシー

キャノンボール・アダレイのアルバムで有名なものといえば、『サムシン・エルス』。
誰もが口をそろえて(ってそう思わない人もいるでしょうが)そう言うでしょう。
でも、このアルバムは名義こそキャノンボールですが、実はマイルス・デイヴィスの
アルバムだと思う。

マイルスの存在感が強すぎてキャノンボールのアルバムとは思えないんですね。
もちろん好きだし、いいアルバムには違いないと思うけど。

キャノンボール・アダレイの個性がよく表れているのは、『マーシー・マーシー・マーシー』
のほうでしょう。
このアルバムはライヴ盤だから臨場感・躍動感たっぷり。
ファンキーでかっこいい!

「マーシー・マーシー・マーシー」 って楽しい曲。
いろんな人が演奏してるけど。
お客さんの声援や手拍子や話し声が聞こえてきて、皆が楽しんでいるのが
よく伝わってくる。
なんか、楽しそうでいいなぁ。
こんな雰囲気のLIVE行ってみたいな。

キャノンボールの自由な雰囲気のインプロヴィゼーションが楽しい。
弟のナット・アダレイのcorも明るく響く。

マイルスと一緒じゃない彼のほうがのびのびしていると思う。
ライヴということもあるでしょうけど。

メンバー全員が沸騰してる~。


1. イントロダクション~ファン
2. ゲームズ
3. マーシー・マーシー・マーシー
4. スティックス
5. ヒッポデルフィア
6. サック・オー・ウー

キャノンボール・アダレイ (as)
ナット・アダレイ (cor)
ジョー・ザビヌル (p)
ヴィクター・ガスキン (b)
ロイ・マッカーディ (ds)
1966

赤瀬川原平の名画読本



赤瀬川原平の名画読本  鑑賞のポイントはどこか
                      赤瀬川原平 著    光文社知恵の森文庫

芸術の秋ですね。
今年の夏はとても暑かったので、涼しくなったらまた美術館に行こうかな
と思っていたら、もうなんと11月になってしまっている。
最近涼しいのを通り越して寒くなってしまった。

本日出かけた先での待ち時間に読んだ本。
『赤瀬川原平の名画読本 鑑賞のポイントはどこか』。
名画の鑑賞の仕方について書かれている。
美術が好きな人は確認の意味で、よく知らない人にとっては手引き書となる本。

「世間の評価、意義や思想性で絵を見てはいけない。
早足で見る。自分が買うつもりで見る。自分でもちょっとだけ描いてみる。」

なるほどねぇ。いいかもしれない。参考になるご意見。

美術は、実は音楽よりも好きかもしれない。
でもなかなか美術館に行かれない。都会の美術館は遠い。
最近は、骨髄提供のドナーに選ばれたことで、人混みに出ることを躊躇しているので
よけい出かけられなくなってしまった。
まあ基本的にオタクですからね。

1章 モネ 「日傘をさす女」  なぜ日本人は印象派が好きなのか

2章 マネ 「オランピア」  伝統を切り崩した色彩の挑戦

3章 シスレー 「サン・マメス」  風景画を美味しく味わう

4章 セザンヌ 「坐る農夫」  画家の筆触(タッチ)が ”自由” を求め始めた

5章 ゴッホ 「アルルの跳ね橋」  ”炎の人” が浮世絵から学んだもの

6章 ゴーギャン 「タヒチの女たち」  南洋の島が教えた塗り絵の楽しみ

7章 ブリューゲル 「雪景色の狩人たち」  報道絵画は路上観察の目で見る

8章 レオナルド・ダ・ヴィンチ 「聖アンナと聖母子」  
                    ”微笑み” をそう簡単には描けない

9章 フェルメール 「アトリエ」  ”カメラの目” で描いたリアリティ

10章 コロー 「コンスタンティヌスのパシリカのアーケードから眺めたコロセウム」
                    絵に近代の光が見え始めた

11章 ロートレック 「ムーラン・ルージュの踊り」 
                    世紀末パリの怪しげな魅惑

12章 ユトリロ 「コタン小路」  モンマルトルで見つけた侘び、寂

13章 マチス 「ピアノのレッスン」  現代美術のルーツをさぐる

14章 ルノワール 「ピアノによる少女たち」  「名画」 という名のヤラセ産物

15章 アングル 「泉」  儀礼的に描かれた絵に魂はない


と、本当にかなり有名な絵ばかりをあげて解説している。
どんな絵がいいと思うかなんて、人それぞれの感じ方によって違う。
でも、やはり皆がいいというものはいいものらしい。

この本に挙げられている作品はほとんど知っていて好きなものばかり。
でも、解説読んで、またまた本物を見たくなってしまった。
本当、絵画っていいなぁ。
静寂の中に流れる音。そして味も感じたりして。。
      
プロフィール

pooh

Author:pooh

Blog:じゃずりんぐ★
Jazzが大好き
ナース:精神科急性期病棟勤務
jazz sax修行中

ジャズを中心に美術や映画、本のことなど雑多に書いています。
大好きなナースのお仕事の事も・・・
元GAROのマーク 大好き~💙

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