大友良英


大友良英ニュー・ジャズ・クインテット・ライヴ

大友良英。ギターリスト。ターンテーブル奏者。映画音楽やテレビBGMなどの作曲もする。
以前、You tube での演奏を聴いて(見て)からとっても興味があって、いつかCDを
聴いてみたかった。
先日やっと手に入ったので聴いてみた。

これは、2002年3月の新宿ピット・インでのライヴ盤。
帯に、”爽快な裏切り/痛快な屈折” とあり、ますます興味深い。

1曲目は静かできれいな曲。ギターは静かに奏でているが、それに2つのサックスが
音を重なり合わせていて、混沌としていながらも美しいメロディー。

2曲目はやはり静かに始まるが、サックスのインプロヴィゼーションが伸びやかでなめらかで
美しい。そしてそのうち怒鳴り、わめき、うなり声、悲鳴?のような音になっていき、
激しさを増していく。
マイクの接触が悪いかのような、ギターのキーンという響き。

3曲目は大好きなドルフィーの曲。『アウト・トゥ・ランチ』 の1曲目の「ハット・アンド・ベアード」 。
なんか、バスクラじゃないから、雰囲気ちょっと違うな。でもいい感じ。
気になって、ドルフィーのも聴きなおしてみたけど、同じ曲なのかどうなのか、メインとなる
メロディーが終わってしまうとよくわからない。
でもそんなことはどうでもいい。とても艶やかなサックスの音色。
ギターはかなり色々な奏法をしているみたいだ。ギターやってる人ならよくわかるのかも。
弦をギューっと限りなく引っ張っていき、切れそうになるけど切れない?見たいな弾きかた。
ってどう言葉で説明していいのかわからない。
実際に見てみると少しはわかるかも。
途中から聴いたら、ドルフィーのその曲とは気がつかないに違いない。
でも最後はメインテーマに戻ってるから不思議。楽しそうに自由に演奏している。

4曲目は、叙情的なメロディーの曲。テーマ曲が最後まで流れているが、だんだん音が
重なり合って混沌としてくる。
まるで5人で演奏しているとは思えないような音の洪水、音の嵐。
渋さ知らズにも似たような雰囲気。
とてもすばらしい!

全曲ともそれぞれがかなり長い演奏。1曲目14分。2、3、4曲は18分から20分。
聴き答えたっぷり。生で聴いたらもっともっと迫力あって楽しめるに違いない。
聴く前はもっと激しくて、うるさい感じなのかと思っていたけど、そうでもなくて意外とどれも
美しい曲だった。とてもすばらしいアルバム。
今度は彼のソロも聴いてみたい。


1.スィート・ピー(W・ショーター)~ゼア(大友)
2.フラッター(大友)
3.ハット・&ベアード(E・ドルフィー)
4.ユリイカ(J・オルーク)

大友良英(g)
菊池成孔(ts)
津上研太(ss,as)
水谷浩章(b)
芳垣安洋(ds,tp)          2002年3月、新宿ピット・イン


大友良英  http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/

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Secret

偶然にも今日買ってきたギタリストの愛読書、ギターマガジン2月号に彼のインダビューが載っていました。
インタビューを読んだ限り、意外とアバンギャルドなギターを弾く方だと思いました。
ロックからのジャズに対するアプローチをしている方みたいですね。
どんな感じの音を出すのかインタビューから読み取れました。
ボーカルにカヒミ・カリィが参加しているようで、こちらも興味深いです。
今度聴いてみたいと思っています。
相変わらず見識の高い日記で関心します。

○LesPaul-L5さん、こんばんは!
私が初めて聴いて興味持った彼の動画見つけました。こちらです。→
http://jp.youtube.com/watch?v=E-DXwxKlE2I
でもこれはかなり破壊的、騒音、ノイズですから、CDで聴くのはちょっとー。鼓膜破れそうですね。これってギターなの?って感じですね。
このアルバムは、破壊的な部分もありますが、もっとずっと叙情的でもあり、聴きやすいです。
プロフィール

pooh

Author:pooh

Blog:じゃずりんぐ★
Jazzが大好き
ナース:介護老人保健施設勤務
jazz sax修行中

ジャズを中心に美術や映画、本のことなど雑多に書いています。
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元GAROのマーク 大好き~💙

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