チャーリー・ヘイデン


リベレーション・ミュージック・オーケストラ

買い物のついでに立ち寄った地元のCDショップで購入。
普通小さなCDショップには、ジャズどころかフリージャズのアルバムなんて皆無。
でもめずらしく1枚だけそれらしいのがあって。

チャーリー・ヘイデンのリーダーアルバムを聴いたのはこれが初めて。
チャーリー・ヘイデンはオーネット・コールマンやマイケル・ブレッカー、パット・メセニーなど
多くのアーティストと共演しているので他のアーティストとの共演のアルバムは
数枚聴いたことがありますが。

リベレーション・ミュージック・オーケストラは総勢13人で、当時最も創造的な音楽集団
として活動していたJCOA(ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ)に属するメンバー達から
成り立っている。

この作品はスペイン市民戦争をモチーフに製作されていて、政治的な批評もこめられている。

ヘイデンの作品へのコメントとして、 
「戦争や殺し合いのない世界、民族主義を必要としない世界、貧困や搾取も無く、
生命の貴さを尊重し、破壊ではなく保護を貫くことを、全て政治にかかわる人達が
努力してくれる世界を希望しつつ、この作品を捧げたい」 と。

普通のオーケストラは実はあんまり。
でも、オーケストラといってもこれはフリージャズのミュージシャンで構成されているものだから、
かなり趣きが違うかも。

聴いてみると、難しさはまるでなく、壮大な雰囲気の曲やマーチのようなリズム、
民族音楽やフラメンコっぽいものもあり、とても聴きやすい。
メランコリック、なつかしい&叙情的でとても落ち着く。
オーケストラという大勢のミュージシャンの演奏のなのに、それぞれのアーティストの音が
しっかり聴けるし、その個性がよく表れていると思う。

1曲目はメロディがきれいで、わかりやすくとても聴きやすい。
saxもいい感じ。途中からリズミカルになっていく。

2曲目は21分6秒と長い曲。
少しずつソロも交えながら、それでいてまとまりあるオーケストラ演奏になっている。
かなりいろいろな雰囲気の曲が入っていてとても楽しい。
ひとつひとつ丁寧に聴いていると、とてもその長さを感じさせない。
テーマ曲(どれがそれなのかわかりにくいが)は、メランコリックでとてもいい。
デューイ・レッドマン(ジョシュア・レッドマンの実の父)?のsaxがとてもすばらしい。
この2曲目だけでも、かなりいろいろな要素が含まれているので、
1枚のアルバムにしてもいいくらいだ。最高にすばらしい!

3曲目もかなり叙情的でしっとりしている曲。

4曲目は、チャーリー・ヘイデンのベースで始まる静かな曲。
チャーリー・ヘイデンのベースっていままでじっくり聴いたことなかった。
重みのある響きでいい感じだ。
後半から、他の楽器のインプロヴィゼーションも加わって深みを増して壮大に。

5曲目は静に始まる。ピアノの響きがもの悲しい。
やはり叙情的な曲。

6曲目。明るく楽しい曲。親しみやすい。動物たちの鳴き声?も聞こえる。

7曲目。チャーリー・ヘイデンのベースで静かに始まり、途中から他のミュージシャンがてんでに
フリー・インプロヴィゼーションを繰り広げる。
雄たけび、うなり声、アフリカの草原で戯れる動物たちのよう。
めちゃくちゃ且つ楽しげに。
テーマ曲は楽しく、そしてしっとりとしている。

8曲目。壮大で優雅で。。

ジャズのオーケストラでこんなにすごい作品は初めて。
『渋さ知らズオーケストラ』 ともまた全然違った雰囲気で。
すべての音楽ファンに是非聴いていただきたい!
まさにフリージャズ・オーケストラだ。


1.イントロダクション~連合戦線の歌  (3:10)
2.第5連帯~4人の将軍~第15旅団万歳 (21:06)
3.エンディング (2:09)
4.チェ・ゲバラに捧げる歌 (9:34)
5.戦争孤児 (6:46)
6.インタールード (1:26)
7.サーカス'68'69 (6:12)
8.勝利をわれらに (1:22)

〈パーソネル〉
チャーリー・ヘイデン(b)
カーラ・ブレイ(p)
デューイ・レッドマン(sax)
ドン・チェリー(cor)
マイク・マントラー(tp)
ラズウェル・ラッド(tb)
ハワード・ジョンソン(tuba)
ポール・モチアン(perc)  他
  1969年 ニューヨークにて録音   ジャズディスク大賞<金賞>受賞

チャーリー・ヘイデン ウィキペディア
チャーリー・ヘイデン  CDジャーナル

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Secret

「チャーリー・ヘイデン」どうでしたか?
私はこのアルバム、フェイヴァリットの1枚ですが、私が以前紹介している「ヘイデン」&「カーラー・ブレイ」の「戦死者たちのバラッド」はもっと良いと思います。
かなり、メロディアスでラテンチックなので、poohさんは「リベレーション~」の方が好みに合うかもしれませんね。
それでは、又~…お休みご堪能してくださいね。

○えりっく$Φさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
本当これ聴いてかなり彼のファンになりました。
「戦死者たちのバラッド」 は是非聴かなきゃと思っています。よさそうですね。
メロディの奔流、慈愛深い、可憐なサウンド、と私の持っているジャズの入門書にも
書いてありますから。
プロフィール

pooh

Author:pooh

Blog:じゃずりんぐ★
Jazzが大好き
ナース:介護老人保健施設勤務
jazz sax修行中

ジャズを中心に美術や映画、本のことなど雑多に書いています。
大好きなナースのお仕事の事も・・・
元GAROのマーク 大好き~💙

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