柴田二郎の本

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医者のホンネ           柴田二郎 著    新潮文庫


最近読んだ本。
精神科クリニックを開業しているDrが書いた本。

先生、本当にこんなこと書いちゃっていいんですか~?
っていうくらいのホンネを語っている。

「医療はすでに社会的使命を終えた。」
「治るものは治るし、治らないものは治らない。癌や糖尿病、高血圧も今の治療は
対症療法でしかない」
「癌は喫煙ではなく遺伝子で決まる。」

さらには
「精神科医療は医療ではない」
「カウンセリングは無効」
「作業療法は有害である」    と。

えー、こんなこと書いたら臨床心理士や作業療法士が怒るよ~。

「病気が治るのは最終的にはあくまで人間の自然治癒力によるのである。
むしろ医者がすべきことは、病気の診断や治療よりも、医者がそばについてあげて患者に安心感を与えてあげること。これは医療というよりも、むしろ介護、看護的な仕事である。」

確かにそうかもね。
医者に診てもらっただけで、治ったような気になるものね。


『精神科クリニック物語  精神科医療への疑問』
にも上記にかぶるないような内容のことが書かれていてこちらも興味深い。

このほか
『患者に言えないホントの話』
『医者がススメル安楽死』
『医療の常識を斬る』

など、多くの著書を書いていて、まとめてネットで購入したので、少しずつ読んでいるところ。

精神科については仕事柄とても興味があって、最近本を読むなら精神科本、って感じ。
まあ、柴田先生の本は精神科本ってわけではないのだけど、精神科のDrってことで
とても興味深い。

精神科については現在の外来勤務ではわからないことが多いから、
来年はぜひ病棟勤務を希望しようかなと思っている。


柴田二郎・本 →http://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=3068781
柴田二郎のホームページ →http://www007.upp.so-net.ne.jp/shibata/

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Secret

先生次第?

こんにちは!

父が亡くなったとき
「病気の診断や治療よりも、医者がそばについて
あげて患者に安心感を与えてあげること。」
を実感しました。
途中先生が変わったのですが
最初の先生は覇気がなく頼りなさ気。
両親には、「あの先生は信頼がおけるよ」
と言っていたのですが内心は・・・。

病状が悪化して、次の先生は
話を聞いてくれる一方、話す言葉にも
力があるんですよね。
悪くなってるのは自分でも分かってるけど
先生の言葉で「安心感」が得られるのは
死期を間近にして大きい。
本人にも家族にも。

だから、最後どんな先生に
診てもらえるのかは
こちらからはなかなか選べないだけに
運命でしょうか。

それにしても
「癌は喫煙ではなく遺伝子で決まる。」
ってどうなんでしょうね。

☆kaku-sanさんへ

kaku-sanさん、コメントありがとうございます。
医師にもいろんな医師がいますものね。
家族にとっては医師の言葉ひとつが励みになるし、また安心感をあたえられたりも
するんですね。

癌もそうですが、糖尿病も高血圧も心疾患も遺伝子によるところが大きいです。
家族的にその遺伝子を受け継いでいる人は気をつけていても発病してしまう場合が多いし、
そうでない人はそれほど気をつけていなくてもそうならない。
食生活や生活習慣も遺伝子とともに受け継いでしまうからだと思います。

この先生の書く本に最近はまっていて、医療ってなんだろうと考えさせられます。
病院は病気を治すところですが、病気になるのは人ですから、人を大事にすること、本音の部分を頭に入れて、患者さんに常に安心感を与えられる看護を目指していきたいです。

poohさん、こんにちは。
いろんな医者がいるんですね。
拝読していて、こういう考え方もあるんだなぁ、と思ったと同時に、お医者さんとしては珍しい方のような気がしました。

読んでいないので何とも言えないのですが、父子家庭で大学生の頃に父を癌亡くした僕にとって、冒頭の言葉、申し訳ないのですが悲しくなりました。曲解していたらすいません。
もちろん、医者が聖者でないことは知っていますが、今現在も病と闘っている方やご家族にとって、この言葉は酷なのでは…?

やっぱり医者には科学的根拠に基づく治療を求めてしまいます。
「…病気の診断や治療よりも、医者がそばについてあげて患者に安心感を与えてあげること。これは医療というよりも、むしろ介護、看護的な仕事である。」
多くの死を目撃した方なのでしょうか。
なんとなく理解できるような気もしますが、できれば最後の最後まで"治す"という姿勢でいてほしいです。

あ、もちろん治らないのが医者のせいとかじゃないんですよ。
う~ん難しいですね…。

☆ひさしさんへ

ひさしさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
そうですか。ご苦労されたんですね。

「医療はすでに社会的使命を終えた。」
ということに対するご意見ですね。

もちろん医療は感染症や伝染病などにはとても必要なもので、
癌や心臓病にも手術や化学療法などはとても有効ですがやはり限界がある。
同じ治療をしても良くなる人とよくならない人がいるんです。
それは科学的には解明できないらしいです。

特に癌は切っても(手術)その部分を取っただけで治るものではない。
でもそのままにしておいても治るものでもないし、化学療法も進行を抑えるだけのもの
ですから。家族にとっては医師が頼りですものね。

でももちろん医師はうちの病院の医師もそうですが、みな寝る間も惜しんで一生懸命に
治療をしている。
でも病気を治すということばかり一生懸命になってしまい、手術のあとの機能障害や入退院のために失った職のことや退院後の生活のことまでなかなか考えてくれる医師は少ない。
病気だけを診て人を見ないということだと思います。なかなか難しいですね。

それをフォローするのが看護師や介護士、メディカルソーシャルワーカーなどのコメディカルになると思いますが。

しかし病気とともに人を見る(看る、診る)のが医療従事者の役目ですから、やはり常に疾患を治すとともにその人の生活全般にも目を向けていきたいと思っています。

そう、私も若い時外科病棟にいた時は、手術後の傷の治癒経過ばかり観察していて
人を看ていなかったんじゃないかな、と思い出します。

ひさしさん、貴重なご意見ありがとうございます。
患者さんの疾患を治すことを考えつつ、常に安心感を与えられる看護師を目指します~。

☆ひさしさんへ、追記

ひさしさん、上記の付け足しで、柴田二郎のホームページ(記事の最後にURLのせました)の 「医業のこと」の文章の最後の方をお読みになってください。先生のお考えが書かれています。

poohさん。こんばんは!
ご丁寧にHPを教えていただいて、ありがとうございます。
それと、やはり読まずして思ったことを述べるのはどうかと思い、
先ほど本を注文しましたよ。近くの書店に無かったです(泣)
何だか、気になるとつい深く調べたくなってしまう凝り性なもので…(笑)

まずは本が届いたらじっくり読んでみます!

☆ひさしさんへ

ひさしさん、こんばんは!
私も上手に本の内容を伝えることができなくて申し訳なかったです。
ちょっとした短文だけでは著者の本意は伝わりにくいかと思います。

この先生の本、最初に読んだのが,図書館で借りた『精神科クリニック物語』でして、とても気に入ったので他の本も読んでみたくて、私もネットで注文しました。
中古しかなくて、『医者のホンネ』はなんと1円で購入しました。

今読んでいるのが、『患者に言えないホントの話』です。
どちらも老眼の私には字が小さくて、読むの苦労しましたが、読みやすくてとても共感できる部分が多いです。
医療のことについて医療従事者ではない方にも興味をもっていただけるのはとてもうれしいです。
読んだら是非感想お聞かせくださいね。
プロフィール

pooh

Author:pooh

Blog:じゃずりんぐ★
Jazzが大好き
ナース:介護老人保健施設勤務
jazz sax修行中

ジャズを中心に美術や映画、本のことなど雑多に書いています。
大好きなナースのお仕事の事も・・・
元GAROのマーク 大好き~💙

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