依存症について

すべての今夜、

今夜、すべてのバーで           中島らも 著    講談社文庫


サックスの練習でいつもカラオケに行くんだけど、練習しているとすぐに飽きていやになる。
いやになるとどうするかというといつも本を読んでごまかす。

先日も練習が嫌になって読み始めた本がとても面白く、そしてためになったので紹介してみます。

日本精神科看護協会(略して日精看という)から毎月刊行されている冊子の中で
紹介されていた本。

まず1冊目。

中島らも著の 『今夜、いつものバーで』。
アル中患者として緊急入院するハメになった主人公の闘病生活を書いた本。
ほぼノンフィクションらしいです。

アルコール依存症。最初はお酒がおいしくて。
そのうち度重なる飲酒回数。毎日の晩酌が休みの日も昼間から。。

そして食べずにアルコールだけ。
飲むために飲むことに。。

アルコールで入院している患者さんにもここ何十年もご飯を食べずにアルコールだけだった
という方もいる。

アルコール依存の患者さんは、アルコールの離脱時期を過ぎれば疾患を持たない人と変わりない。
アルコールさえ飲まなければ普通の人なのだ。

しかしアルコールを飲まないでいる時間がほとんどなくなり、
そして「依存症」」と診断されてしまったら。。

入院中の同室者のユーモラスに語られる人間描写、アルコール依存に対する知識もすごい
(さすが作家、多くの関連書を読みあさったのだとか)ので医療従事者の私でもとても勉強になる。

お酒って少量なら、実は体にいいのだそう。
でも度を越すと命を落とすことになるかも。
飲み過ぎを止められない人、アルコール依存気味の人、体を壊す前に読んでみては?


今夜、すべてのバーで →レビュー


依存症

『A子と依存症ー絶望と回復の軌跡ー』      ともに歩む会 編


人間だれしも何かに依存して生きているのではないかと思う。
人間ひとりでは生きられないのだから。

アルコール依存、ニコチン依存、パチンコ依存、薬物依存。。。
女性に多い摂食障害、男性依存。。。そして、男性の多くは仕事に依存している?

もう一冊も同じく日精看の冊子での紹介。
『A子と依存症ー絶望と回復の軌跡ー』  

お酒や薬、パチンコにはまり込む女性、摂食障害の女性のこと、
配偶者の飲酒やパチンコにはまりこんだ人の家族のこと、DVを受けている女性のこと、
女性援助職の視点から描かれている。

特に女性のアルコール依存の場合、夫がその飲酒状態を知らなかったり、断酒のための協力が
得られないことが多い。逆の場合はそうではないのに。。

女性の場合の依存症、その背景にある暴力や強姦、性的虐待。
虐待を経験した女性は物質依存のほか、摂食障害、自傷行為などのパターンにはまりやすく、
DVの被害者やPTSDも生じやすいのだと。

事例に関しては、当事者が病気にはまっていたときのこと、そこからの回復について語っている。
衝撃的な事例も多く、依存症についてよく知らない方や知っていても特に女性を取り巻く社会の状況は
男性のそれとは違ったものであるということを知ってもらいたい。

是非多くの方に読んでいただきたいです。


A子と依存症ー絶望と回復の軌跡ー →レビュー

<追記>
『今夜、すべてのバーで』 にのっていた、
「久里浜式アルコール依存症スクリーニング・テスト」 というのを参考のために載せてみます。
お酒好きな方はやってみて。

最近6ヵ月の間に次のようなことがありましたか。

1、酒が原因で、大切な人(家族や友人)との人間関係にひびが入ったことがある。
                          ある(3,7) ない(-1,1)
2、せめて今日だけは酒を飲むまいと思っていても、つい飲んでしまうことが多い。
                          あてはまる(3.2) あてはまらない(-1,1)
3、周囲の人(家族、友人、上司など)から大酒のみと非難されたことがある。
                          ある(2,3) ない(-0,8)
4、適量でやめようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう
                          あてはまる(2,2) あてはまらない(-0,7)
5、酒を飲んだ翌朝に、前夜のことをところどころ思い出せないことがしばしばある。
                          あてはまる(2,1) あてはまらない(-0,7)
6、休日には、ほとんどいつも朝から酒を飲む。    あてはまる(1,7) あてはまらない(-0,4)

7、二日酔いで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことが時々ある。
                          あてはまる(1,5) あてはまらない(-0,5)
8、糖尿病、肝臓病、または心臓病と診断されたり、その治療を受けたことがある。
                          ある(1,2) ない(-0,2)
9、酒がきれたときに、汗が出たり、手がふるえたり、いらいらや不眠など苦しいことがある。
                          ある(0,8) ない(-0,2)
10、商売や仕事上の必要で飲む。           よくある(0,7) ときどきある(0)
                          めったにない・ない(-0,2)
11、酒を飲まないと寝付けないことが多い。      あてはまる(0,7) あてはまらない(-0,1)

12、ほとんど毎日三合以上の晩酌(ウィスキーなら四分の一本以上、ビールなら三本以上)
  をしている。                  あてはまる(0,6) あてはまらない(-0,1) 
13、酒の上での失敗で警察のやっかいになったことがある。 
ある(0,5) ない(0)
14、酔うといつも怒りっぽくなる。          あてはまる(0,1) あてはまらない(0) 
 
                総合点・・・・判定(グループ名)
                2点以上・・・きわめて問題多い(重篤問題飲酒群)
                2~0点・・・問題あり(問題飲酒群)
                0~-5点・・まあまあ正常(問題飲酒予備軍)
                -5点以下・まったく正常(正常飲酒群)
どうでしたか? 私の場合、現在はマイナス点だけど、お酒を飲んでた時期だったら5点以上かな。
りっぱなアル中だったのかも。^^;

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Secret

依存症ですか。。。

依存症。。。
私の周りにもいますけど、奥の深い病気じゃないでしょうかね???
アルコール・パチンコ・薬物・etc。。。
色々あるけど、やっぱり少し精神的に繊細な人がなり易いのかしら?
人は誰もが何かしらに依存して生きてるんですよね。
それが何か・・・って事に問題があるんですよね。

・・・この本、是非読んで見たい1冊です。

★ taisho さんへ

taishoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

すっかり猫ちゃんとの生活を満喫しているみたいですね~。

そうです。みな何かに依存して生きている。
私の場合は仕事(最近特にのめりこんでる)と音楽(最近はやはり聴くだけででなくSAXの練習も)。

しかし、依存症と診断されてしまったらそれをやめなければ治る手立てはない。

アルコールだけでなく、ある意味ニコチンもパチンコもやめなくてはもうどうにもしょうがない。
続けていたら、家庭崩壊とか命を落とすことになりかねないんです。

私が思うにもっとみんな誰かに(人に)依存してもいいのではないかと思うんです。
夫婦や恋人や家族や友人。。。
でも頼れる人や家族がいない(破たんしている家族も多い)人ってとても多いんですね。
だから何かものに依存するしかなくなっているのではないかと思います。

って寂しいですよね。ストレスを上手に発散&コントロールできる方法を身につけたいものですね。
プロフィール

pooh

Author:pooh

Blog:じゃずりんぐ★
Jazzが大好き
ナース:介護老人保健施設勤務
jazz sax修行中

ジャズを中心に美術や映画、本のことなど雑多に書いています。
大好きなナースのお仕事の事も・・・
元GAROのマーク 大好き~💙

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