路上のソリスト

路上のソリスト

統合失調症って治らないのかなぁ。

精神科病棟に勤務して5か月。
患者さんたちと交流しながらいつも感じていること。

精神疾患入院患者さんで多い統合失調症。100人に1人が罹患するといわれている。

悲しいけれど、完全に回復するのは1/4程度であとは、軽度の人格欠陥、重い人格欠陥、人格荒廃、
に陥るケースがそれぞれ1/4ずつに分かれる。

ほとんどの人が長年付き合っていかなくてはならない病気だ。

糖尿病や高血圧、心疾患だって完治は難しく一生付き合っていかなくてはならないのだから
同じようなものと思えば思えなくもないけど。

最近はそれほどでもないけれど、やっぱ精神疾患って差別される病気らしい。

幻覚・妄想を訴える患者さんが多いけど、社会の中で何とか生活していければ、
未治療のまま経過している人も少なくないようだ。

最近見た映画、『路上のソリスト』 (『こころを学べる映画・癒す映画』で以前紹介した)の
ナサニエルも統合失調症に罹っていたが、未治療のまま経過している。
路上で生活するナサニエル(ジェイミー・フォックス)に出会ったロサンゼルス・タイムズの記者
ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)が、かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたという
ナサニエルに興味を抱き連載コラムの題材にしようと交流を始める。

ナサニエルは統合失調症にかかってしまったために、音楽院をやめてしまうのだ。
幻覚と妄想に支配されて。。
彼らはそれほど深い交流をすることはない。

統合失調症についての理解がなければ難しいというところもあると思う。
ロペスは治療を勧めたが、ナサニエルは自分の疾患について理解していない。
病識をもつということがまた難しい問題だ。

そして、作品全編に流れるゆったりした音楽の数々。クラシック。。

誰のなんて曲なのか知りたいけれど書いてあるところ(スタッフロールは横文字だ)
がなくてわからない。知ってる人がいたら教えてほしいな。

精神看護を学ぶ私にとってこの映画はとても興味深かった。
統合失調症なんて自分には関係ない、と思ってる人も多いでしょう。

でも今まで出会った数百人?の人たちの中にもかかっている人がきっといるはず。
原因は、遺伝や環境、心理的な要因がからみあって発症する病気。

性格的に純真、内気、引っ込み思案、神経質などの内向的な人が多いのだけど、
誰もがかかりうる病気、決して特別珍しい病気ではないのだから、
いままで知らなかった人にも少しは興味持ってほしいな。


路上のソリスト →http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id333186/

統合失調症 →ウィキペディア
統合失調症の基礎知識 →http://www.1mental.jp/

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Author:pooh

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Jazzが大好き
ナース:介護老人保健施設勤務
jazz sax修行中

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